私と読書
うむむ!これはいいお題だけど、書くのに時間かかりそう…。
そもそも読書はするのか
小さいころから本とは切っても切れない関係を続けています笑
あ、今回は漫画は対象にせず、あくまで活字に対してのブログを書きたいと思っています。
小学生の頃、読書、そして読書感想文を書くのが好きでした。
読書感想文に関しては、市のコンクールなどに出してもらって、賞をもらったりも。
その経験もあってか、私にとって読書は自分の気持ちと向き合うものになったのです。
最初はピーターラビットや児童文学を。
時にはかいけつゾロリも読んでいました。
小学生高学年になると、ライトノベルにハマりました。
スレイヤーズやセイバーマリオネットJ(年がばれる…)
いわゆる富士見ファンタジア文庫信者になったのです。
あとは赤ずきんチャチャなどの、漫画のノベライズ作品も読んでいました。
挿絵がこれまた好きでですね~!
漫画では見れない特別感がありましたね。
この時は漫画と小説の間、そのような作品ばかりを読んでいました。
でもその作品達があったからこそ、読書が身近なものになったんだと思います。
それと大好きなさくらももこ先生のエッセイも読んでいました。
漫画もおもしろいのに、文字でも笑わせる…本当に天才だと思いました。
これからも色んな作品を読みたかったです…。悲しい。
中学生~大人
中学生になると、図書室がお友達に…。
まずみんなでハマったのがティーンズハート文庫。
小林深雪先生の作品はほとんど読んだのではないでしょうか。
恋愛に憧れたのではなく、作品に出てくる食べ物や、かわいい女の子達にときめいていた気がします。
久しぶりに読みたいかも。牧村久実先生の挿絵も大好きでした。
そして当時イラストを描いていた私に多大な影響を与えてくれた破妖の剣シリーズ(コバルト文庫)!
明るいドタバタだけがファンタジーではない、どこか切なく、重く、真面目なファンタジーの世界を教えてくれました。
キャラクターがたっっくさん登場して、頭も使ったような笑
最近完結したと聞いて、実は全巻買ってしまったのですが、まだ読めていません…(50巻以上…!)ちまちま読んでいきたいと思います。
…とまあ学生時代は漫画を読む感覚で小説を読んでいました。
大人になって通勤で電車を使うようになり、その時間の暇つぶしに小説を読むようになりました。
本を買う基準は本屋で「これだ!」と表紙買いですね。
もちろん時には失敗もしました。表紙と内容全然違う!とか。
全部読んだけど、あまり面白くなかったなとか。
はたまた途中でギブアップしてしまったものも。
それで星の数ほどある本の中から一度でも手に取ったというだけでも、私にとっては縁ある作品だったのでしょう。
そして私は気に入った作家さんが見つかると、その方の作品ばかり読んでしまう傾向があります。
今回はほんの一部ですが、好きな作家さんを紹介できたらと思います。
- 本多孝好先生
おしゃれな文章といえばこの人!
初めては『moment』でした。夏の各出版社の紹介冊子で、泣ける小説として載っていたのです。そんなに泣けるのかね、と思って買ったのですが、しっかり号泣しました笑
淡々とした主人公。なのに物語は熱い。そう感じます。
私は『真夜中の5分前』がとても好きで、驚愕のストーリー展開が続くなか、どこか物語はゆったり進むように感じるのです。
登場人物たちが選んでいく道が時には悲しく、考えさせられる作品です。
(ミステリーなのでネタバレ防止のため、なにも核心づいたものが言えず…)
- さくらももこ先生
上記でも一度紹介しましたが、大好きな作家さんです。
漫画はもちろん、エッセイはほぼ読みました。
とにかく笑えるのです!状況描写が最高すぎます。
自分に対してのツッコミがどれも鋭すぎて、それ以上の言葉なんて絶対無いと思わせてくれます。
ただただ過ぎていく日々も、さくら先生の手にかかれば一本の物語に。
さくら先生のエッセイをずっとずっと読んでいたかった。
おばあちゃんになったさくら先生の日常話を読みたかった。
もういないなんて、実はまだ信じられないし信じたくない。
残された作品を読みたいけど、全部読んでしまうのがこわい。
ほぼ読みました、というのはそういう事です。
さくら先生の作品を読み尽くしてしまう勇気がまだ私にはありません。
なぜ二人同時かというと、作品というよりこの大作家二人のイメージを話したかったからです。
名前はもちろん知っていたのですが、きっと作品は難しいものばかりなのだろうと、まったく読んでこなかったのです。
数年前に重い腰をあげてそれぞれの代表作を読んだのですが、なんて読みやすくておもしろいのだろう!と思いました。
イメージと全然違う、まっすぐで素直な作品に驚きました。
夏目漱石先生では『こころ』、太宰治先生では『人間失格』がやはり好きですね。
両方とも悲しいけど、本当に優しい作品なのです。
温かい、人間の体温を感じるのです。
私は二人がこの作品を書き上げている姿がとても見たいです。
人間くささをこんなにも感じることができるとは思いませんでした。
『こころ』のどうしても心に刺さった一文だけ書かせてください。
「もう取り返しが付かないという黒い光が、私の未来を貫いて、一瞬間に私の前に横たわる生涯を物凄く照らしました。」
…もうね。どうやったらこんな文章を思いつくのでしょうか。
後悔…という感情を、こんなにも的確に描きだす言葉があったのかと衝撃をうけたのです。
終わりに
ただ最近は電車に乗ることも減り、なかなかまとまった読書の時間をとれていません。
家にいると、ついゲームや違うことで時間をつぶしてしまいます。
仕事の休憩時間に読もうと思ってもつい脳を休めることを優先に…笑
これからは少しでも読書の時間を意図的に作っていきたいですね。
それこそ小学校の「読書の時間」のように。